血液検査

血液検査により、貧血・肝機能・腎機能・脂質異常・糖尿病や甲状腺機能などを調べることで、高脂血症、糖尿病などの生活習慣病や、肝臓・腎臓などの異常など、多くの疾患の診断を行っています。肝炎(B型慢性肝炎、C型慢性肝炎など)の検査や、各種腫瘍マーカーの測定を行うことも可能です。

血糖値検査

血液検査による血糖値検査では、主に血糖値の測定に加え、ヘモグロビン、グリコアルブミンなどの血液検査をおこないます。糖尿病の有無を調べる検査としては、空腹時血糖値とHbA1cの検査を行います。空腹時血糖値は約9時間、絶食したのちに測定します。検査は10分程度で結果がわかるものです。

尿検査

採尿し、尿に含まれる成分を分析し、体の状態、腎臓、膀胱、肝臓などの疾患の有無を調べます。例えば、たんぱく質や糖分の量の検査では、腎機能の低下や糖尿病、甲状腺機能亢進症の有無などがわかり、血液が尿に混じってないかを調べる尿潜血検査では、、膀胱炎や尿路系感染症、尿路結石などの有無を確認することができます。

生化学検査

生化学検査では、肝臓、腎臓、心臓、膵臓、甲状腺などの様々な臓器の機能や、脂質代謝、糖代謝、電解質バランスなどの状態を調べることができます。具体的には、肝機能障害、腎機能障害、糖尿病、脂質異常症、痛風、脱水症状、貧血など、様々な病気の発見や診断に役立ちます。また、栄養状態の評価や薬剤の効果の確認にも利用されます。例えば、肝機能検査では肝炎や肝硬変などの肝臓の病気を、腎機能検査では慢性腎臓病などの腎臓の病気を、脂質代謝検査では高脂血症や動脈硬化などのリスクを評価することができます。さらに、電解質検査では脱水症状や電解質異常などを、糖代謝検査では糖尿病などを早期に発見することができます。

血圧脈波検査

この検査では、血管の硬さと詰まり具合を測定するもので、動脈硬化の進行度を確認することができます。 血管の硬さと詰まり具合は、【CAVI検査】と【ABI検査】によって数値として確認することができます。

【CAVI検査】では、脈波伝播速度を調べます。これは、心臓の拍動が動脈を通じて手足に届くまでの速度を表しており、動脈が硬いほどこの速度は速くなります。血管のしなやかさ、いわゆる血管年齢を調べることができます。

【ABI検査】では、上腕と足首の血圧比から、下肢動脈の狭窄や閉塞の程度を調べます。足首の血圧は上腕の血圧よりも高いのが普通ですが、血流が悪くなり、上腕の血圧より低くなると、上腕と足首の血圧比は低くなります。

検査方法としては、左右の上腕部と足首にカフを巻き、それぞれの血圧を測定します。同時に、心電図や心音も記録していきます。検査時間は5~10分程度です。

胃カメラ検査

胃カメラ検査は上部消化管内視鏡検査ともいい、食道・胃・十二指腸を細長いチューブ状のビデオスコープカメラによって検査するものです。鮮明な画像による目視で臓器の内側を確認することが可能で、炎症や潰瘍、ポリープ、腫瘍の状態を検査することができます。

当院では、日本消化器内視鏡学会が認定する消化器内視鏡専門医である院長が検査を担当します。また胃カメラには口から通す経口内視鏡と、鼻から通す経鼻内視鏡があり、患者さんのご要望を伺いつつ、診断により決定いたします。経口内視鏡につきましては、鎮静剤を使用して、苦痛を軽減して行う検査も可能です。

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ピロリ菌検査

ピロリ菌とは、胃の中に生息する細菌のことで、正式名称はヘリコバクター・ピロリ(体長は4μm程度)です。

ピロリ菌に感染したとしても、すぐに何らかの自覚症状や病気が現れるということではありませんが、胃粘膜に慢性的な炎症が起こりやすくなります。それによって、胃・十二指腸潰瘍、胃がん、胃MALTリンパ腫などの病気を引き起こすリスクが高まります。

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大腸カメラ検査

当院では、日本消化器内視鏡学会が認定する消化器内視鏡専門医である院長が検査を担当します。また鎮静剤を使用して、苦痛を軽減して行う検査も可能です。
大腸カメラ検査は、下部消化管内視鏡検査ともいい、肛門から専用のビデオスコープカメラを挿入し、直腸から盲腸に至る大腸全体を検査するものです。鮮明な画像により腸の内側を確認することができ、炎症や潰瘍、ポリープ、腫瘍の状態(悪性・良性の判断等)の判断に、非常に役立つ検査です。とくに大腸がんは、初期には自覚症状が少ないため、大腸カメラを定期的に行うことが重要です。

大腸ポリープ検査

大腸ポリープの有無を調べる検査としては、便潜血検査や大腸カメラ(下部消化管内視鏡)があります。

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便潜血検査

便潜血検査は、肉眼では確認することが困難とされる、消化管内でのわずかな出血も確認することができるとされ、大腸がんのスクリーニング検査として用いられています。

健康診断では、便潜血2日法が用いられることが多いです。この場合、2日続けて便を採取し、大腸から出血した便がみられるかどうかを検査機関で調べていきます。その結果、便中に血液が混じっていると判定されると「便潜血陽性」となります。

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レントゲン(X線)検査

骨や水分、脂肪などの体の組織によってX線の通りやすさが異なることを利用し、画像として映し出す検査です。X線検査にかかる時間は短く、撮影した部位は画像で比較的すぐに確認することができるため、一般的に広く行われている検査です。
胸部の検査では、気管・肺などの呼吸器、心臓などの循環器等の病気の有無や状態、腹部の検査では、食道、胃、小腸、大腸、泌尿器、婦人科などに関する病気の有無や状態を調べます。

超音波検査

超音波検査とは、検査したい部位に向けて超音波(人間の耳では聞くことができない高い周波数)を発信し、そこから跳ね返ってくるエコー(反射波)を超音波発信装置が受信、それをコンピュータ処理して電気信号に変えることで、調べたい部位の周辺が画像化することで、病変の有無などが確認できる検査のことです。なお、心臓を中心に超音波検査をする場合は、心エコー(心臓超音波検査)、腹部の臓器(肝臓、胆のう、膵臓、腎臓など)を調べたい場合は腹部エコー(腹部超音波検査)と呼ばれます。

心エコー

超音波検査装置を用いて行う検査のひとつで、主に超音波を心臓の周囲に当てていくことで、心臓の大きさや形、動きといったものから、冠動脈の狭窄、弁の逆流具合なども確認することができます。同検査によって、心筋梗塞、心筋症、心肥大、心臓弁膜症、心筋炎といった心臓の病気を発見することができます。

腹部エコー検査

腹部エコー検査は、超音波を使って腹部の臓器の状態を調べる検査です。痛みや被曝がなく、体への負担が少ないため、健康診断や人間ドックでも広く利用されています。肝臓、胆嚢、膵臓、腎臓、脾臓、膀胱、前立腺(男性)、子宮・卵巣(女性)といった主要な腹部臓器の大きさ、形、内部構造などを観察し、様々な疾患の有無を調べることができます。脂肪肝、肝硬変、肝臓がん、肝嚢胞、胆石、胆嚢ポリープ、胆嚢炎、膵炎、膵のう胞、膵臓、腎結石、腎のう胞、腎臓、脾腫、脾梗塞腹部大動脈瘤なども腹部エコー検査で発見できる場合があります。

頸動脈エコー

首の左右に1本ずつある頭部に血液を送る太い血管のことを頸動脈と言います。頸動脈エコーは、この部分にエコーを当てて動脈硬化の程度を調べる検査になります。これにより、脳梗塞をはじめ、心筋梗塞、大動脈解離など命にも影響しかねない病気の発症リスクを推測することができるようになります。

心電図検査

心電図検査とは、心臓の電気的な活動を記録する検査です。心臓は規則正しいリズムで収縮と拡張を繰り返しており、この活動は微弱な電流を生み出しています。心電図検査では、体表面に電極を貼り付けることで、この電流を波形として記録し、心臓の健康状態を調べます。不整脈、狭心症、心筋梗塞などの心臓病の診断に役立つ検査です。

ホルター心電図

不整脈を調べる検査としては心電図検査がありますが、この場合は限られた時間内でしか測定できないので検査時に不整脈がみられないと診断がつけられないことがあります。ホルター心電図は、24時間心電図を絶えず記録できるよう記録計を小型・軽量化したものです。これによって寝食の最中も携帯が可能となり、不整脈や冠攣縮性狭心症なども見つけやすくなりました。ただ、防水機能がない場合は記録計をつけたままの入浴やシャワーをすることはできません。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)

睡眠時無呼吸症候群(SAS:Sleep Apnea Syndrome)とは、睡眠中に呼吸が停止、あるいは低呼吸状態にある場合で、その定義は睡眠中1時間あたりにして10秒以上の呼吸停止が5回以上もしくは、10秒以上の換気量50%以下とされる低呼吸状態が5回以上とされています。

CPAP療法

CPAP療法(シーパップ療法)は、Continuous Positive Airway Pressureの略で、日本語では「経鼻的持続陽圧呼吸療法」と呼ばれます。睡眠時無呼吸症候群の最も一般的な治療法であり、中等症以上の患者さんに広く用いられています。鼻マスクまたは鼻口マスクを装着し、空気を送り込むことで、気道を常に陽圧に保ち、睡眠中の無呼吸や低呼吸を防ぎます。